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読書日記 [本]

なぜか縁がなかった帚木 蓬生(ははきぎほうせい)さんの本。
(お名前が読めなかったf^_^;)

少し前から読み初めています。

小説家、文筆家という人達の頭の中は一体どうなっているんだろう、
というのはよく思うことですが、この方の作品には本当にそう思わされます。

精神科病棟という閉じられた場所を舞台にした物語にも、
壮大な歴史(ヨーロッパからアジアまで)ミステリーにも、
根底には精神科医でもある作者の人間を見つめるまなざしが感じられます。。

さまざまなシーンが、まるで映像で観たように、鮮明に浮かび上がる。

少し前に読み終えた大作「ヒトラーの防具」。

戦争に翻弄されながら、その場で力を尽くす登場人物と、
今の自分とでは境遇が違いすぎますが、つい自分の今と比較したりする。

こんな小さな場所で何もできない、変えられないのであれば、
もし戦争のようなことに世の中が動き出してしまったら、
信念を貫くなんてとても無理。 と、思い知らされもするけれど・・・。

哀しく残酷な現実が描かれているのに、
決して人間を否定してしまわないで、希望を見出すところに魅力を感じます。


出会い [本]

元河原町阪急だったところにできたマルイ。
「本が置いてあっていいよ」と聴いて、入ってみました。

そしたらファッションのフロアの片隅にもソファが置いてあって、
そこにある素敵な本が自由に読めるようになっていました。
上の階には書店もあって、カフェで飲み物を買って、ゆっくり本を手に取れる。

きっと都会にはこういうお店もたくさんあるのでしょうね。

置いてある本にも、ちょっとこだわりが感じられて、居心地よく、すっかり長居してしまいました。
三冊購入。

その中の一冊。
華恵さんの「本を読むわたし」。
モデルでもあるという華恵さんのことを初めて知りました。
ちょっと立ち読みして、たちまち彼女の文章に魅了されました。

なんとこの本は、彼女が中学2年の時に書かれたもの。
確かに、内容には学校での出来事だったり、夏休みのことが出てくるのですが、
まるで小説家が子どもの視点で書いた作品のように、すらすら読めてしまうのです。

そして、彼女にとって居心地のよい時ばかりでなかった学校生活や、
変化していく家族のことなどが、出会ってきた本とともに描かれている
その視点や、健やかな感性にひたすら感嘆。

これが小説ではなく、大人が子ども時代を振り返ったものでなく、
「現役の」少女が書いたものだということに、読みながら何度も驚かされました。


まだ若い彼女が、これからどんなものを創り出していってくれるのか、とても楽しみです。

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読書三昧 [本]

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まずは、高峰秀子さんの「いっぴきの虫」。
雑誌に連載されていた対談、エッセイを収録した一冊です。

対談相手は、梅原龍三郎、松下幸之助、有吉佐和子、川口松太郎、
木村伊兵衛、沢田美喜などいずれも超一流の人々。

芸術や経済を声高に論じるでなく、褒めたたえるばかりでなく、
それぞれの飾り気のない人間としての姿が現れるような、
知っているつもりが全く知らなかったその人の魅力が改めて見えてくる、
彼女でなければ書けないことばかり。

ある意味で誰よりも相手を深く理解しながら、決して狎れ合わない、
それは夫である松山善三さんとの関係であっても。

ああ、どう言えばこの凄さを伝えられるだろう。

唯一無二。珠玉。

読みながら何度も唸ります。

こんなに素晴らしいものが、文庫で手軽に手にできるなんて!

なんて贅沢なんだ。

おとなの課題図書にしたいくらい。

あー、ちょっと興奮しすぎかな?


続いて・・・

浅田次郎さんのエンターテイメント「ハッピーリタイアメント」
角田光代さん「彼女のこんだて帖」
川上弘美さん「どこから行っても遠い町」
と、読み続けました。

角田さん、川上さんの2冊は、偶然、形式に共通点があり、
自分も登場人物の一人になったような錯覚に陥っています(進行形)。

秋の夜のひんやりした空気、女ひとりの時間に合うのであります・・・・。






 

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こんなところで・・・ [本]

本屋さんで、また田辺聖子さんの新刊(文庫)を発見。

いつものように裏表紙のあらすじを見て、解説を書いている「鴨居まさね」さんというお名前に、
(この方のお名前は存じ上げないけれど、
鴨居玲さん・羊子さんと関わりのある方かしらん)、とぴぴっと感じたのです。

即購入して、一気に読み終え、解説を読んだら、
なんと、鴨居まさねさん(漫画家)は、鴨居玲さんと関わりはないけれど(笑)、
彼の名前をもらってペンネームにされたそうで。
びっくり。
さらに、田辺さんと鴨居羊子さんは親しくされていたそうで。

だから何ということではないのだけれど、なぜかご縁を感じて嬉しかったんですねー。


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セレクト [本]

友達から、「海外に長期滞在している友人が日本語の本をほしがっている」と連絡があり、
私の本棚より、何冊かピックアップしています。

実家にはもっとたくさんあるのになあー。

自分が海外に長期滞在しているとしたら、どんな本が読みたいかしら。
(・・・と、しばしトリップ)

ミステリー
エッセイ
恋愛もの
時代小説

それぞれに(これはまだ読んでないでしょう)、というものをセレクトしてみました。

この小さな部屋の本棚から、海を渡ることになるとは、本もびっくりですね。


これもまた出会い [本]

宮本輝さんの作品を読んだのは、何年ぶりだったでしょう。

昔読んでいたときは、その繊細な心がヒリヒリ感じられるようで、
読みたいけど読めない、みたいな気分になったこともありました。
 
この作品の登場人物達は、年代も立場も、自分とは違うのですが、
共感できる言葉がたくさん出てきます。
うなずきっぱなし。

今出会えてよかった。

作者の方も自分も時を経て、こうしてまた出会えるってうれしいですね。

 


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並行読書 [本]

複数の本を並行して読んでいます。

キオスクで購入した水上勉さんの「薔薇海溝」。
ミステリーです。女性の描かれ方に時代を感じたりしますが、
読むうちに入り込んで、電車乗り越しそうになりました。

今から続きを読むと朝まで行ってしまいそうなので、がまんがまん。


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ちひろさん [本]

ものごころついた頃には、ちひろさんの絵がそばにありました。

母が与えてくれた、たぶん最初の絵本が、ちひろさんも絵を描いていた「あいうえおブック」だったと思います。

いわさきちひろ展で、その「あいうえおブック」の絵にも出会えて感激しました。
母にも電話で報告。「あの頃は、一冊の絵本を買うのもぜいたくやったわあ。」と、当時の話をしてくれました。

ちひろさんの描かれた、あどけない赤ちゃんや、おしゃまな女の子や、きかんきな男の子・・・。
大人になった私が、(愛おしい)と感じるその絵を、3歳の私はどんな想いで見てたのかなあ。


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高峰秀子さん [本]


私の渡世日記




人間住所録




潔い人。

才能、時代、育った環境、とりまく人々、それら全てを超越してなお彼女の存在があります。

そしてまた、私が知らないはずの「少女時代の彼女」を感じられるようなチャーミングな魅力にもあふれています。

憧れても決して真似できない人・・・。


つんどく? [本]

買い物に行くたびに本屋さんに立ち寄り、
読みたい本を買っていたら、こんなラインナップに。

我ながら、そのジャンルのバラバラなことに驚きます・・・。


「るきさん」高野文子作 
文庫版を持っていて、何度読み直したかわかりません。
単行本をみつけて購入しました。 永久保存版です。


「小津安二郎先生の思い出」笠 智衆 著
笠さんと亡くなった祖父がどこか似ているのです。
ひょうひょうとしながら、自分がモテた話を照れもせずするところも似てます。


「ものがたりのある一皿」 行正 り香 著
料理のレパートリーはなかなか増えませんが、行正さんの本は大好き。


「パール判事」 中島 岳志 著
知らなくてはいけないと思うことが、まだまだたくさんあります。
若いとき勉強してこなかったので、課題図書が溜まっております・・・。


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